ACECが活動する地域

ACEC(アジア子ども教育センター)が活動する東北タイ、通称「イサーン」と呼ばれる地域はタイ全土の中で一番貧しい地域と言われています。もともと東北タイは自給自足を柱に生活していました。しかし資本経済が入り込み、お金を必要とする生活になってからイサーンの文化や生活スタイルが変化していきました。借金に苦しむ人が増え、その返済のために子どもを村に残して都市部に出稼ぎに出てしまいます。都市と農村の格差はいまも深刻です。また、教育面の格差も問題で、教師の数が不足している学校がたくさんあります。そもそも学校に通えない子どももいます。

そんな問題を抱えているイサーンにおいて、読み書き公衆衛生を教えているのがACECです。ACECは教育格差が深刻な農村部を丁寧に回りながら、移動寺子屋教室や奨学金支援を通じて子どもたちを支えています。

高床式住居や土埃の道。ここはブアゲーオ村です。

生活に必要な水は雨水を水がめに貯めて使います。イサーンは水も重要な資源です(ブアゲーオ村)

笑顔がとても素敵な村人に出会いました。イサーンは自給自足を柱に生活している地域です(ブアゲーオ村)
放牧した牛を家に連れて帰ります。子ども達も家のお手伝いをしています(ブアゲーオ村)
イサーンの大地に沈む夕日です。厳しい自然環境と共に暮らす中で人々は謙虚に、心豊かに生きています    (ブアゲーオ村)
家族そろって食事中です。若者は出稼ぎに行く家庭が多く、この風景は決して「当たり前」ではありません(ブアゲーオ村)