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団体概要

代表挨拶

グローバル教育フォーラムへようこそ 世界の人々とつながる心をもとう、そして実践へ

一般社団法人としての「グローバル教育フォーラム」(GEF)は、いくつかの成果をあげながら、社団組織としてはいったん解散しました。しかし「GEFが本来的に担うべき事業の意義は消えていない、また消したくない」との思いから、任意団体として存続させてまいりました。このたびホームページを刷新するにあたり、あらためてご挨拶を申しあげます。
本フォーラムが掲げる「グローバル教育」は、あいまいな概念でもあり、本来ならばその定義、内容についての言及があるべきですが、まずは次の2つの側面を含むものとして行動していきます。
そのひとつは、さまざまな国際分野についての教育活動の総称としての側面です。それぞれの関係者との連携、協力活動の場としてのフォーラムを活性化し、またみなさんの活動や主張についての情報提供の場にもしたいと願っています。国際分野の内容領域を含む教育活動とは、例えば次のような教育を想定しています。
国際理解教育、国際教育、開発教育、平和教育、人権教育、環境教育、異文化間教育、
多文化教育、海外・帰国子女教育、地球市民教育、持続可能な開発のための教育(ESD)など・・・

もうひとつは「グローバル教育」そのものの内容領域についての側面です。日本グローバル教育学会をはじめとして、これまでグローバル教育独自の意義や活動を志向する行動があったことにも十分留意し、私なりの概念整理を志向していきます。コロナ禍が世界を覆う中(2021年3月現在)で、新しい世界観を模索する動きも加速しています。いずれ「グローバル」という呼称そのものの再検討も視野に入れていかなければならないのかもしれません。

本フォーラムの名称に含まれる「教育」そのものについても、少し説明が必要です。ここでいう「教育」は、学校教育に限定するものではなく、幅広い場での教育活動を志向しています。家庭、地域、職場など幅広い社会の現場での「教育」です。その基本は、共に学ぶという考え方です。また担い手は、学校教員だけではなく、一人一人の自覚を持った「市民」です。自らが学び、変わり、そして実践していく(他に働きかけていく)行動そのものが、幅広い意味の教育活動であると考えます。教育は、「共育」「響育」「協育」「郷育」につながるとの考え方に共感するものです。

もちろん学校教員の役割は大きく、彼らもまた一人の市民でもあります。さまざまな教科を受け持ちながらも、そのなかにグローバルな視座をいかに取り入れるのか、例えば社会科教育と国際理解教育との融合はこれまでも多くの教員が志向してきました。社会科に限らず、多くの科目でグローバルな視点に立った教育活動は可能であるし、また求められていると考えます。さらに学校教員は、学校外での活動にも大きな期待が寄せられており、ある意味では義務でもあるとも考えてきました。学校教員の学校内外でのさまざまな活動についての支援活動も重視していきたいと考えます。

以上をふまえ、本フォーラムが担う事業として、当面は次のような活動を考えています。
1.情報提供・相互交流

国際分野のさまざまな教育活動についての情報提供と相互交流。またそうした活動への
参加を促進する活動。グローバルな視野に立つ市民の学びと実践を促進する活動。

2.主張提言
国際分野また関連分野についての評論・エッセイ、提言などを発表する場の提供。

3.講座とスタディツアー
協力会社・団体と共に、関心ある市民・学生を対象としたセミナーや講座の開設。
アジア各地へのスタディツアーを実施し、人々との相互交流の促進。

4.外国籍市民との交流・支援
日本に暮らし、学び、働く外国籍市民・学生との相互交流・支援の活動。

5.国際協力
国際協力(支援)を行う団体・グループとの連携。具体的には本フォーラムとの協力関係にある「赤ひげ会」と連携し、東北タイの教育支援をサポート。「赤ひげ会」のブログ・Facebookなどとの相互乗り入れの実施。

 本フォーラムへの活動をサポートし、担っていただける会員を募集しています。会員についての詳細は、会則をご覧ください。今後とも、本フォーラムへの幅広いご理解とご支援をいただきたく存じます。

赤石和則(AKAISHI Kazunori)
拓殖大学名誉教授、元国際学部教授
埼玉NGOネットワーク代表理事

会則

グローバル教育フォーラム 会則
(名称、事務所)
第1条 本会の名称は、グローバル教育フォーラムと称する。
英語名は、Global Education Forum‐Japan(GEF-J)とする。
第2条 本会の本部事務所は、さいたま市大宮区におく。
(目的)
第3条 本会は、地球社会に存在するさまざまな課題に関心を持ち、その課題の解決に向けて行動できる市民の育成、また国内外のそうした市民同士の交流を促進することを目的とする。
(事業)
第4条 本会は第3条の目的を達成するために次の事業を行う。
1.グローバル教育に関連する情報、またそうした活動への参加呼びかけ
2.グローバル教育分野およびその関連分野についてのエッセイ、評論、論文との掲載
3.地球社会の諸課題や、その解決に取り組む団体・個人の活動を幅広く学ぶための講座やスタディツアー等の実施
4.日本で学び、働く外国籍市民のための、支援・交流活動の実施
5.アジア等への国際協力の推進
6.その他、本会の目的を達成するために必要な事業
(会員、役員、運営委員会)
第5条 本会の目的、事業に賛同する人は会員となることができる。
第6条 会費は年2000円とする。会費は、主に本会ホームページ運営費、郵送費等に充当する。本会の会計年度は毎年4月1日から3月31日までとする。
第7条 本会は次の役員を置く。
1.代表 1名
2.副代表 1名
3.運営委員 若干名
4.会計 1名
5.アドバイザー 若干名
第8条 本会の運営は、代表、副代表、アドバイザー、会計、運営委員により構成される運営委員会が担う。
(会則の変更)
第9条 本会の会則変更は、会員との協議を経て、運営委員会が決定する。

役員名簿

グローバル教育フォーラム 運営体制

 ●運営体制 (20213月現在)

 アドバイザー 多田 孝志 

        松岡 和久 

代 表    赤石 和則 

副代表    福田 訓久 

運営委員   皮籠石 成久 

       河崎 早弥加

       菊地 夏美 

       菅原 ゆき子

       李 カキ

       徐 セン